東京の下町、月島で生まれ育つ、家業の鉄鋼業を身近に感じながら美術の道を志す、東京芸術大学工芸科に入学。鈴木治平、山下恒雄に師事、東京芸術大学大学院美術研究科鍛金専攻を修了、芸術学修士(Master of Art)の学位を得る。在学中より家業の鉄鋼業と造形技法である鍛金との融合を主な研究テーマとして研鑽を積む、修士課程一年時にこの研究テーマが評価され東京芸術大学のFoundation Priceである安宅賞を授与される。鉄鋼業とアートは、80年代から90年代にテーマパーク等において発表、同時に純粋な金属彫刻としてのモニュメント制作なども手掛ける。工芸における「用と美」の追求は社会的な関わりの中から生まれると位置づけ、商店建築・住宅等で照明、外壁、門扉を中心に制作を続ける、一方で、技法追求の意味で汎用機械を応用して切削加工されたものを鍛造し再構成を行う試みを始める。’08年 第47回日本現代工芸美術展において「Circle Work」を発表、初出品で日本現代工芸大賞を受賞、その試みの作品化に成功をしている。現在、その試みをさらに発展させ、鉄素材の持つ強靭でしなやかな特性の造形化を制作テーマに内外で作品を発表する。
1960東京生まれ、日展会友、日本現代工芸美術家協会本会員、84東京芸大工芸科卒、86同大学大学院美術研究科鍛金専攻修了、芸術学修士、安宅賞日本現代工芸大賞、日本現代工芸美術家協会本会員賞、日展特選、各受賞アルゼンチン近代美術館、在日ルーマニア大使館、東京都中央区、秩父三峯神社、各作品収蔵、個展、グループ展、多数泰工房造形研究所 主宰一般社団法人 日本現代工芸美術家協会 本会員公益社団法人 日展 会友賞歴・学位1985 安宅賞1986 芸術学修士 Master of Art2008 第47回日本現代工芸美術展 「Circle Work」 日本現代工芸美術家協会 日本現代工芸大賞2015 第54回日本現代工芸美術展 「慈雲」 日本現代工芸美術家協会 本会員賞2018 改組新第5回日展 特選2020 第59回現代工芸美術展 審査員
1960 中央区月島に生まれる1980 東京芸術大学美術学部工芸科入学1984 東京芸術大学美術学部工芸科卒業1984 佃住吉神社修復工事金工制作担当(住吉神社昭和大修理)1986 東京芸術大学大学院美術研究科 鍛金修了(芸術学修士・Master of art) 日本金属美術作 家展 北京、上海 WORLD EXPO 88 オーストラリア 、ブリスベーン1989 映画「海を渡ったシャンデリア」のため日光東照宮オランダ灯籠レプリカ制作 長崎ハウステンボス1991 富弘美術館モニュメント制作 群馬県勢多郡渡良瀬渓谷1993 アルゼンチン近代美術館日本の家「大地の器」「日輪の器」収蔵 アルゼンチン、ブエノスアイレス1996 朝日現代クラフト展/大阪、東京 在日ルーマニア大使館「月光の器」収蔵 東京港区麻布2000 月島に新工房設立、佃住吉神社例大祭における月島壱の部町会山車制作2003 工房内に「アトリエバーTIN」をプロデュース自らの作品で店舗制作し開店2004 豊島区立南池袋小学校「梟の親子」レリーフ制作 豊島区2006 すし店「金漁」店舗デザイン制作 アメリカ合衆国 カリフォルニア州オレンジ郡ニューポートビーチ2007 聖ヨゼフ幼稚園モニュメント制作 中央区明石町2009 第38回日展出品「青人草」第39回日展出品「創世」秩父三峰神社所蔵 三峰神社本社 2012 中央区立常盤小学校門扉制作 中央区日本橋2016 「慈雲」 中央区所蔵 中央区本庁舎2018 築地京阪ホテル エントランスロビー「海と街を繋ぐ」壁面造形制作 中央区築地2019 MID TOWER GRAND 野外造形「海と街を繋ぐ」モニュメント制作 中央区月島再開発ビル
1990 個展/銀座なびす画廊1992 個展/銀座なびす画廊1993 沌転歓展/池袋西武1994 個展/大丸東京店1995~97 陶漆木金展/日本橋三越本店1998 治平組展/天王洲セントラルタワー 個展/銀座、柴山画廊1998 野暮展/銀座、柴山画廊1999 個展/日本橋三越本店2000 個展/東急本店中村好古堂2003 個展/日本橋三越本店2006 第38回日展/都美術館(以後毎年出品)2008 第47回日本現代工芸美術展/ 都美術館(以後毎年出品)2012 治平組展/天王洲セントラルタワー2015 個展/ギャラリーおかりや2016 個展/ギャラリーおかりや2017 個展/ギャラリーおかりや