本展覧会は昭和55年度(1980年)東京芸術大学美術学部工芸科入学の同期生と当時担当教官となった鈴木治平先生との出会いから生まれた“治平組”を源流とし、平成2年(1990年)「治平組展(半生会)」と命名し第一回展を開催いたしました。様々な形で社会に船出していった仲間の“今”を切り取る、というコンセプトのもと、純粋な美術作品から工業製品、インスタレーション等、既存の形式にとらわれない形での展示を行いました。その後平成9年(1997年)に「第2回治平組展」を開催いたしましたが、一部有志による派生展を除き、純粋な治平組展としてはその後なかなか実現することができず現在に至りました。この度、第一回治平組展開催時に会場を提供して頂きました中川特殊鋼様のご協力を、再度頂くことが叶い、令和の「治平組展2022」の開催が実現いたしました。37年前に日本の伝統的な技法と精神を学び、バブル経済真っ盛りの世の中に船出して行った若者たちが、目まぐるしく変化する時代の波を超え、どう変わったのか、変わらなかったのか。一つのサンプリング地点として観測していただければ幸いです。また、今回の展示では鈴木治平先生(御歳96歳)の最新作の展示も予定しております。
住所:東京都品川区東品川2-2-24開館時間:8:30~20:00/入場無料休館日:土・日・祝日お問い合わせ:03-5462-8811アクセス:(りんかい線)東京テレポートより3分 大崎駅から8分、大井町駅から5分「天王洲アイル駅」下車出口Aまたは出口B(スカイウォーク利用)(東京モノレール)浜松町より5分「天王洲アイル駅」下車 中央口から(バス)JR品川駅(港南口)より都営バスをご利用の場合 「天王洲アイル循環」バスにて、新東海橋または天王洲アイル下車・「野村不動産天王洲ビル行き」バスにて、天王洲アイル下車協力:中川特殊鋼株式会社