阿部 裕之

Abe Hiroyuki

北国の山麓で、動物の姿を想像しながらロストワックス技法を中心にブロンズの鋳造を楽しんでいます。動物の世界との境界のイメージを作品に制作してゆくつもりです。
日本の伝統的真土を使った込型法や蝋型法、惣型法も制作に用いることもあります。
南部鉄器の産地である鉄の鋳造もこれからの制作に取り入れて行きたいと思っています。
今回の展覧会作品で、イメージの一端でも共有できれば幸いです。

略歴

1984 東京藝術大学美術学部工芸科卒業・同大学院修了 ‘86
1989 個展(盛岡市ギャラリーカワトク) ‘98
1990 第77回現代鋳金工芸展 奨励賞
1992 岩手芸術祭工芸部門芸術大賞 ‘96  ‘01
1993 岩手工芸美術展 特賞受賞 ‘99
1994 日本の鋳金-いものの形展 ‘96 ‘03 ‘08 ‘11
1998 佐野ルネッサンス鋳金展 ‘02 ‘07 ‘09
1999 平成10年度岩手県美術選奨受賞
2002 第4回国際現代鋳鉄美術会議作品出品(アメリカ)
2004 金属を知るワークショップ講師 岩手県立美術館
    個展(東京都六本木ギャラリーすどう)
2008 岩手工芸美術展 第39回特別賞受賞
2009 アジア鋳造美術史学会ポスターセッション(東京藝術大学)
2011 平泉国際交流展「アートでつなぐ」出品
2014 盛岡市姉妹都市ビクトリア市寄贈ベル制作(カナダ)
    岩手大学人文社会科学部教授現在に至る