音装置シリーズが始めて企業からの依頼で制作されたものです。元々は水の流れる空間に設置することを想定してデザインしましたが、その後企業の展示会で移動を繰り返すこととなり、移動可能なプールを作り、水は往復式のレトロなポンプで吸い上げる形となりました
三輪車型のハンドル部分から水が落ち、ガラスの獅子脅しが水を受け動き、それをきっかけとして様々な音具
を鳴らすシステムです。鉄琴、ドラム、ウォータードラム、ストリングス等がにぎやかに演奏されます。
この作品は、ポセイドンの三輪車と名づけられ、全国を回った後、オーストラリアのブリスベーンで開かれたワールドエキスポ’88で隣接するリリックシアターのロビーで半年間展示を行いました。


制作年:1988年
サイズ:w4500×d2000×h2500
材 質:ステンレス、真鍮、アクリル、ガラス、モーター