今はなくなってしまいましたが、六本木のストライプハウス美術館で開催させていただいた「From Sound」という展覧会のイメージ・オブジェとして制作した作品です。
放射状に飛び出したダクトと対になる形で部屋の壁側に置かれたスピーカーとの間で、波の音や雑踏といった4種類の音風景がステレオで流れています。
中央の台は重低音を発生させるウファーとな
っていて、パフォーマンスでは中野サンプラザで使用したという特大のアンプを使用してウーファーを飛ばすほどの超重低音を発生させました。

音をモティーフとした展覧会には多くの作家の方々に参加していただき、この翌年から同じストライプハウスで始まる環境音楽作曲家の吉村弘さんを中心としたサウンド・ガーデンという企画につながってゆきました。