この作品は、毎日現代美術展に於いて佳作に選ばれた作品で、ガラスの円柱内に封じ込められた砂がゆっくりと下へ移動してゆきます。
砂は常に上部から降り注ぎ、断続的に黒色の粒子を落とします。
黒の粒子は帯となり、ゆっくりと形を変えながら円柱内を移動してゆきます。
黒い帯の落ちるタイミングは時間制御されていますが、1基だけにはセンサーが組み込まれており、近づいてくる人間に反応して帯を落とします。
帯と帯の時間的間隔が短いと帯は細く、長いと太くなりますので、展示時間内の観客の動きにより、模様が変化することとなります。

制作年:1986年
サイズ:w300×d300×h2000
材 質:鉄、ガラス、ステンレス、砂、他